今回は技術ネタを・・・という事で、
外部フレームワークを含むANEを作成する際に、注意すべき点を簡単な手順を踏まえて記載します。
1.ANE作成の流れ
1. SWCの作成(ネイティブ拡張ActionScriptライブラリ)
↓
2. .a , .dll, ..jar作成(ネイティブ拡張ライブラリ)
↓
3. ADTコマンドを用いてパッケージングして.aneファイルを作成
↓
4. FlashBuilderで.aneを組み込んだアプリケーション開発
↓
5. ipaファイル作成で完了
2.Xcodeを用いて..aファイルを作成する(準備)
Cocoa Touch Static Libraryプロジェクトを作成
3.外部フレームワークをプロジェクトに追加する
例として今回は下記のフレームワーク(※nifty様が提供しているmBaaS用SDK(iOS向け))をプロジェクトに追加する。
※要注意
フレームワークの構成を確認すると、下記のようにショートカットが存在し、Versionsディレクトリでバージョン管理をし、その中に実体が存在している
ほとんどの外部フレームワークはこのような構成となっている。
ただ、このままの構成でXcodeプロジェクトに追加すると、ANEとして正常に動作しない。(おそらくリンクが上手くできないため)
Xcodeのビルド、ANE作成までは問題ない(エラーが出ない)が、FlashBuilderでのipa書き出し時にエラーする。
※ネイティブプロジェクトとして作成するなら、本件は特に気にする必要は無い
参考)Frameworkの構成について
ANE作成時に外部フレームワークを組み込む場合、まず下記赤枠で囲った箇所を削除する
削除すると下記のような構成となるので、赤枠部分をframework直下に移動させて不要なフォルダ(Versions)を削除する
下記ディレクトリになったら準備完了。あとはこのまま組み込めばOK
この手順を踏まないと、下記のようなエラーがでてFlashBuilderでのipa書き出しに失敗するので要注意
4.ADTコマンドを用いたANEファイルの生成
Platform.xmlの記述例
注意点
ターミナルからシェル実行
ADTコマンド例(シェルの中身)
以上です。